こんにちは、高嶋です。
今回は、受け持たせていただいている
総合病院での研修の一コマからです。
その時の研修のテーマは
「医療接遇」でした。
医療接遇とは
目の前にいる患者さんが
何を求めて何を望んでいるのかや
患者さんの喜びや不安
痛みや苦しみを想像して
気持ちに寄り添い応えることです。
患者さんが100人いたら
それぞれ望むことは違うので
100通りの接遇があるといえます。
それで、
医療関係者はマスクするのが当たり前で
マスクをしていると
表情が分かりにくいですが
「マスクをしていても
笑顔は相手に伝わる」
ということを
実習を通して改めて
実感していただきました。
その笑顔なんですが、
患者さんのためとはいえ
「努めて笑顔でいるのは大変そう」
と思われるかもしれません。
ですが、
相手のために笑顔で接することは
実は、自分のためになっています。
ご存じの方も多いかもしれませんが
「健康な若い人でも、
1日3000〜5000個のがん細胞が
毎日つくられている」
と言われていますが
私たちは免疫細胞のおかげで
ガンにならずに済んでいます。
事実として、免疫細胞が
私たちを守ってくれているのです。
そして、
「笑うことや微笑みは
免疫細胞を活性化させる」
という研究発表がなされています。
しかも、
それが作り笑いでも自然な笑いと
同じ効果があるというのです。
ですから、
「相手のための笑顔」
=「自分のため」
になっているわけです。
ことわざに
「情けは人の為ならず」
というものがあります。
このことわざの本来の意味は
「情けは人のためではなく、
自分の為になること
なぜなら、それは自分に返ってくるから」
というものです。
相手のための笑顔は
「自分の健康をサポートしてくれる」
という大きな効果を持って
返ってくるわけです。
マスクをしているから
表情は気にしなくていい
と思わないで、
自分の健康のために
日頃から笑顔を意識してみてくださいね。
それでは今日も素敵な1日となりますように…
あなたをいつも応援しています!
高嶋由香