こんにちは、高嶋です。

以前、Google社の発表により

注目を浴びた言葉があります。

それは「心理的安全性」です。

心理的安全性とは?

職場で周囲の反応に関係なく

自分らしく働ける環境や雰囲気のことで

もっと分かりやすくいうと

「自分がどんな行動をとっても

 周囲から否定される事はない」

と信じることができれば

本来の力をのびのび発揮できる

ということです。

ここからは、実際に

アメリカで起こった事例です。

事例1:

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ある都会のせわしない病院で

夜勤をしていた1人の看護師が

ある患者に対する

投薬量が多いことに気づきました。

看護師は担当医に電話で

確認しようかと一瞬迷いましたが、

そのすぐ後に、以前担当医に

電話した時にけなされたことを思い出し

電話することをやめました。

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事例2:

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ある若い軍のパイロットが、

上司が重大なミスをしているかもしれない

と、気づきましたが

上司に発言することを思いとどまりました。

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なぜ、この事例のように

発言することを辞める状況が起こるのか?

これを研究しているのが

ハーバード大学で組織行動学を研究する

エイミー・エドモンソン教授です。

そのエドモンソン教授の行った調査で

2つの病院に属する複数の医療チームで

6ヶ月間、薬剤に関する

医療過誤に関する数をカウントしました。

そして、

良いチームであること

との相関関係を調べてみると、

エドモンド教授は、

「良いチームはミスが少ない」

という予想を抱いていましたが

調査結果を分析したところ、

当初の予想とは全く逆の

「良いチームほどミスの数が多かった」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということが分かったそうです。

一瞬、驚きますよね?

ですが、ここにパズルがあって

過誤の数は報告数であるということです。

つまり、

「良いチームほど医師と看護師の間で

 ダブルチェックが行われ

 ミスについての話し合いが行われている」

そして、

ミスの報告数が多いほど

「心理的安全性が高い」

ことが分かったそうです。

納得してしまいますよね。

ミスをしてもそのことを

医師が責めたり、否定しなければ

報告しやすくなります。

報告することで、

看護師たちはのびのびと

力を発揮できるのです。

また、Google社が

2012年から4年の年月をかけて

「プロジェクト アリストテレス」

という大規模労働改革

プロジェクトを行いました。

 その結果、

「生産性の高いチームは、

 心理的安全性が最も重要である」

 という結論を出したことで

心理的安全性という言葉が広まりました。

組織からの改革はもちろん必要ですが

個人ができる取り組みとして

次の3つも提唱されています。

1:仕事を実行の機会ではなく学習の機会ととらえる

2:自分が間違うということを認める

3:好奇心を形にし、積極的に質問する

ぜひ、参考にされて下さいね。

それでは今日も素敵な1日となりますように…

あなたをいつも応援しています!

高嶋由香