こんにちは、高嶋です。

あなたは「10秒の壁」という

話をご存知でしょうか?

現在、陸上100m競争の世界記録は

9.58秒(ウサイン・ボルト)です。

世界記録のトップ10はすべて9秒台で、

今や10秒を切るのは当たり前になっています。

ですが、

「人間が10秒を切るのは不可能」

と思われていた時代がありました。

そんな時、初めて平地で

9秒台を記録した選手がいます。

それがカール・ルイスです。

1983年5月14日に9.97秒を記録し

平地で9秒台を達成した

最初の短距離選手となったのです。

そして、それ以来、

多くの選手が次々と10秒の壁を破り

9秒台を記録するようになりました。

ここで疑問なのですが、

カール・ルイスが9秒台を

達成するまで多くの選手が

10秒の壁に阻まれてきました。

なぜ、カール・ルイスが

10秒の壁を破ったとたんに、

9秒台の記録が次々と

生まれるようになったのでしょうか?

ここで私が伝えたいのは、

「信念の力」です。

カール・ルイス以降、

次々と9秒台の記録が生まれた理由は

選手の努力はもちろんのこと

トレーニング方法やシューズの改良など

多くの原因があります。

ただ、とりわけ大きいのが

「信念の力」なのです。

カール・ルイスが10秒の壁を超えるまで

「人間が10秒を切るのは

 不可能なんじゃないか?」

という気持ちが

世界中を覆っていました。

しかし、カール・ルイスが

9.97秒を記録したことで、

「人間は9秒台で走れる」

ということが証明され、

多くの選手は

「自分も9秒台で走れる」

というポジティブな

気持ちに変化したのです。

人間の脳は不思議なもので

「できない」「無理だ」

といった思考になると

本来の能力を発揮できなくなります。

逆に、

「できる」「可能だ」

といったポジティブな思考になると

本来の力を発揮するようになります。

「人間は10秒の壁を超えられない」

というネガティブな気持ちがあると、

9秒台で走れる能力があっても

本来の能力を発揮することが

できなくなってしまうのです。

そんな中、カール・ルイスが

9秒台を記録した影響で

世界中の人が

「人間は9秒台で走れる」

という前向きな気持ちに変化しました。

この前向きな信念が

選手の能力を解放し、

9秒台の記録が次々と

生まれるようになったのです。

ポジティブな結果を考えるか、

ネガティブな結果を考えるか。

それだけの違いで

人生は大きな差が生まれます。

もちろん、あなたにも、

大きな潜在能力が秘められています。

ポジティブに考えることで、

その力を引き出していきましょうね。

それでは今日も素敵な1日となりますように…

あなたをいつも応援しています!

高嶋由香